
2021年6月19日(土) J1リーグ
第18節 アビスパ福岡 vs ヴィッセル神戸 (ホーム:アビスパ)
前節のレビューはこちら
https://fab-blog.com/avi530/
アビスパ福岡 VS ヴィッセル神戸
アビスパの見どころ
前節の大分戦で連続無敗が途絶えたアビスパ福岡。そこから今日の神戸戦まで2週間の中断期間があり、その間でしっかり調整する時間はあったので、仕切り直して神戸戦に挑めるか。タレント揃いの神戸攻撃陣に対して、どれくらいアビスパ守備陣が守れるのか。
また、リーグ中断期間に行われた、天皇杯3回戦で山岸とクルークスが活躍していたので、その2人にも期待。また、イニエスタと前や重廣とのマッチアップも楽しみ。
両チームのスターティングメンバ―と交代はこちら。

アビスパ福岡は前節から、4人変更。
宮→グローリ
田邉→重廣
金森→クルークス
渡→山岸
クルークスと山岸きたぁぁ!!
気になるのは、ジョンマリと志知がずっとベンチにもいない事。。。。。
不安定な試合の入り
試合開始2分 先制 神戸!
まさに電光石火。
酒井高徳のクロスの古橋が胸で押し込み先制。
アビスパは今季ずっと試合の入り方、試合序盤の立ち回りが不安定でした。そこを今回もやられましたね。
この失点、神戸のDMFセルジ・サンペールの持ち上がりが大きかったと思います。
サンペールに渡った時にメンデスが対応してましたが、思い切ってプレスにいけていませんでした。
なぜか?後ろにイニエスタがいたからだと思います。サンペールに突っ込むとかわされて、イニエスタに出されるのを気にしてたような感じでした。相方の山岸が戻り切れていないという点も相まって、イニエスタのポジショニングが良かったからサンペールが前進できたのだと思います。
また、古橋のDFの裏からの飛び込みも上手かったですね。
アビスパのCBは高さには強い分、先制点のようなクロスには苦労している感じですね。
出鼻を挫かれたアビスパですが、右サイドからチャンスを狙っていきます。
今日は、サロモンソンもクルークスも結構前の方でボールを触れていました。
クルークスは背はあまり高くはないですが体幹が強いのでしょう、全然当たり負けしない。強い。
前半で同点に追いつく
そして、同点ゴールもクルークスからでした。
奈良がFKから大きくフィードしクルークスがキープ、一度奪われそうになりますが、やはり身体が強い!!
キープしたままサロモンソンに出して、サロモンソンからの戻しを受けてクルークスがカットインからのクロス!
これに山岸が僅かに触りゴール!!
クルークスのキープ力、左足からのクロスの精度凄すぎる。
相手DFが滑ったのもありますが山岸の執念も!
前の天皇杯の再現かと思ったくらいです。
これで一気にテンション爆上がり!!!
アビスパは右サイドから供給者が2人いることになるので、相手は嫌でしょうね。
これでまだまだ試合は分からなくなりましたよ。
~以下、しばらく雑感~
同点直後、メンデスのワンタッチがうまっ。
古橋のドリブルえぐいな。
イニエスタのタッチいやらしいな。アビスパの2人を簡単にはがすとは。
奈良と山口のデュエル。奈良と山口。
試合が動く、あの男により
後半はより神戸がボールを支配する展開が強くなりました。
一発カウンターで勝利を目指す、アビスパは62分に3人の選手交代を行います。
ブルーノ メンデス⇒ファンマ
山岸⇒渡
輪湖⇒湯澤
ファンマの落としから渡が走り込んで、、、、という展開を期待。
64分のクルークスのシュートミスは勿体なかった。。。。
80分 ついに試合が動きます。やはりイニエスタからでした。
外側から酒井高徳が走り込んだ瞬間、、、フワッと浮かせたボールは3人を超えて酒井高徳へ。
なんじゃこりゃ!!!いや、もう流石としか言えんわ。
(動画みてください。きっと同じ感想だと思います。)
酒井高徳にわたり、クロスに杉本の手が当たってしまいハンドを取られPKに。
これをイニエスタがきちんとPKを決めて神戸が勝ち越し。
杉本は今日も頑張ってましたね。イニエスタからボールを奪った場面は熱いシーン!
ハンドは致し方ないけど、悔やまれる場面でしたね。
あ、PKの前にクルークスを金森が交代してました。
追いつきたいアビスパですが、なかなか決定機まで届きません。
渡がつま先に当てて僅かに逸れたのが一番惜しかった所か。
試合はそのまま1-2で終了。アビスパ福岡、今季初の連敗です。
んーーーーーー、悔しい。
負けてしまいましたが、正直、神戸相手に結構よく戦えていたのではないかと思っています。ただ、やはり細かな技術や連携等はまだまだ足りていない感じも否めないですね。もうちょっとだったように思えるけど、その差が大きい。って感じでした。
その差を埋めることが出来れば、J1上位陣を相手にしても遜色なく戦えるはず。はず。
試合後のコメント
ハイライトはこちらから。
youtube【DAZN Japanより引用】
試合後の監督のコメント
開始早々の失点、またPKではありますが、2失点をしては勝てない。自分たちも2点を取るチャンスはあったと思いますが、もっともっとチャンスの数を増やしていかないと、こういうゲームは勝てないと思います。また選手起用のところもスタッフと相談して、選手たちの様子を見て、「一番良いものを」と考えてやっています。今日のところは、「うまくハメることができなかったな」と反省しているところです。
引用元:Jリーグ公式サイト
--後半に自分たちの形が出せなかったように見えました。
前半の途中から自分たちの良い形、良い時間帯があって、「そこで違った形で点数を取れれば」というふうに思いました。また、後半のところはハーフタイムのところで神戸さんが少し修正してきたのかなと思います。われわれが得意なプレーを出せないように、自分たちが良いプレーになるように。運動量が落ちたわけではないと思いますし、自分たちが悪かったというより、神戸さんが少し修正して8番の選手(アンドレス イニエスタ)がパスを受ける側から出す側に回っていたようにも見えました。それが、前半ほど自分たちがボールを運べなかったところかなと思います。ボールを奪ったとき、握ったときに効果的な攻撃ができたら良かったなと思います。
--リーグ戦では2試合連続の複数失点となりました。
大きな問題というよりは、細かいところで修正しなくてはいけないところがたくさんあると思います。シュートを打たれたシーンは修正しなくてはいけません。PKになったシーンは手に当たっていたらハンドだと思いますが、今日から新しいルールでやっているので、そこはまた映像を見て判断していきたい。選手たちが、プレーをできるようにしていかなくてはいけない。またPKかなというシーンがこちらにもあり、自分たちはPKがほしいのではなく得点を取りたい。そういう意味では、そこも選手たちと話をして得点につながるようにしていきたいと思います。
https://www.jleague.jp/match/j1/2021/061901/live/#coach
ゴールを決めた、山岸選手のコメント
--ゴールシーンについて振り返ってください。
ジョルディ(クルークス)のGKに向かってくるクロスはキックの質も高いし非常に良いので、そこは常に狙っている。今日はそこに1本良いのが来て、点になって良かったと思います。それ以外にも何回か来そうだなと感じた場面もあったので、毎回毎回合うわけではありませんが、これからも何本もその機会を狙っていきたいなと思います。
--ゴール後に喜びのパフォーマンスが出ませんでした。
自分もクロスに厚く足に当てると入らない可能性もあったので、触るか触らないかの足の出し方をした。正直、ジョルディのゴールか自分のゴールか分かりませんでした。あの瞬間は、ジョルディがポーズを取っていたので「ジョルディのゴールか」と思いましたが、終わって映像を見ると自分の足に当たっているように見えました。今度はズドンと決めて、しっかりとゴールパフォーマンスができればなと思います。
--リーグ戦としては今季初の連敗となりました。
負けたので良い雰囲気にはなかなかならないと思いますが、みんな切り替えられる。「もっとこうしたら良いよ」とか、良い声も出ていたので、来週のレッズ戦に向けて切り替えて良い戦いをしたいと思います。
引用元:Jリーグ公式サイト
https://www.jleague.jp/match/j1/2021/061901/live/#player
Jリーグも前半戦が終わりました。
消化試合数が違いますが、現時点の暫定でアビスパ福岡は7位です。
(8勝5分6負)
5年周期を終える目標としては上出来な前半戦だったのではないでしょうか。
これから2周目になり、当然色々と研究されてくるでしょうから、これからが勝負ですね。
長谷部監督の知略と選手の連携・熱い気持ちに期待です!!
ではまた!

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