こんにちは。
ずいぶんと遅くなりましたが、J1リーグ 28節の鹿島戦を振り返っていきたいと思います。
(家族の体調不良などでバタバタしてて、別にサボっていたわけでは・・・ありません)
いやー、まさか鹿島アントラーズにシーズンダブルができるとは!
あの鹿島だよ?!
土曜日の興奮を再び思い返しながら書いていきます。
ハイライトはこちら。
1リーグ 第28節 鹿島アントラーズ 0-3 アビスパ福岡
首位の川崎フロンターレ相手に劇的勝利を掴み、その勢いのまま同じ昇格組の徳島に3-0で快勝し現在リーグ戦2連勝と勢いが再び出てきたアビスパ福岡と、こちらもリーグ戦連勝中の鹿島との一戦。
前節のプレビュー⇒ https://fab-blog.com/avi0829
スタメンはこちら。

福岡は怪我のサロモンソンに代わり湯澤、また奈良が契約の関係?で出場できないので、出場停止明けのグローリと宮のCBコンビ。(サロモンソン重症??)
ちなみにボランチから前の6人は連敗止めた広島戦から特別仕様だった川崎戦を除き、ほぼ同じメンバーがスタメンに名を連ねていた。
左に田邉が入る事もあったが、おおよそ杉本がスタメン。
ボランチ、右SH、2トップはずっと固定。
恐らく、このメンバーが今の福岡のベスト。仕上がってきてますな。
鹿島はCBが怪我でスタメンの選手が出れず急造コンビだったとかで、ベストメンバーではなった模様。
インテンシティ高い両チームに見えたが
試合開始から両チームとも前から積極的に激しく球際に行く。
福岡は前からのプレスに連動してボランチと両SHもプレスに行きはめに行く。
試合を追うごとにこの連動性が増してきているように思う。
ハーフラインを越えられるとほぼ全員が自陣に籠り、ブロックを敷く。
シーズン後半からよく見られる、SBが相手の大外の選手に対応せずに内に入ってカバーとクロスの対応に入る形はこの試合でも継続。
その分、サイドハーフが外を守るため味方によっては5バックになる場面も見られた。
そこにボランチがカバーに入るという形。
これにより、元から空中線に強いCBコンビにSBも加わるため、単純なクロスでは簡単に跳ね返すことがきる。
もっとも、この試合での鹿島からのクロスの脅威はあまり感じられなかったのもあるが。
球際には激しい両チームでしたが、セカンドボールの回収率ではアビスパの方が優勢だった。
というのも、ロングフィードの対象は基本的にフアンマ。
そしてそのカバーに山岸、金森、ボランチの2人がしっかり入っている為、どこに弾いても誰かが反応できる状況にあったように思える。
ボールは支配されながれらも、ペースまでは鹿島に握らせない福岡。回数は少ないものの一瞬の隙を見て反撃の機会を伺う構図。今日の攻撃の中心は右サイド。まぁいつも右が多いけど。
それもあっては左SBの志知はバランスを考えてか、普段より低めの位置にいた模様。そこまで攻撃参加することはなかったが、試合が大形決まった後半終盤は積極的に参加もしていた。
チャンスは右にあり!
先程も言ったように今日の攻撃の中心は右サイド。
3得点全て右サイドからの攻撃によってゴールが生まれた。
そしてすべてに絡んでいるのが、金森だったことを考えると、鹿島の左サイドの安西や和泉を狙う戦術だったのかと。
結果的に鹿島の左サイドをうまく攻略して3得点。

先制シーンは、セカンドボールを鹿島に拾われたところをすぐさまグローリがプレスをかけて奪う所からスタート。
金森がPA内へパスを出すと、杉本がこのパスをスルーして山岸が受け、少しためてほぼフリーなフアンマへ、落ち着いてフアンマがシュートを決めた。
鹿島DFの常本がフアンマに付いていたがこの時、山岸の方へ寄ってしまっていた。結果としてマークを外してしまった常本は悔やまれるが、その前にも金森が持った時に安西やピトゥカの寄せも甘いように感じた。
そうさせたアビスパ攻撃陣が鹿島守備陣を外へ連れていくランがあったのも大きい。中村と杉本。
この先制で福岡としては得意の試合運びに持っていく。しっかりブロックで守りながら攻撃のチャンスも伺う。
追いつきたい鹿島は上田に良い形で集まらない。その前にカットされるか簡単なクロスか。
そんな鹿島に追い討ちをかけるように前半にフアンマ、後半に山岸が追加点。
2点目は金森と湯澤のワンツーから。
(その前の宮のフィードも素晴らしかった。)
3点目も金森と湯澤のパスから。
湯澤はクロスの精度も上がって来いるような感じ。
何より金森の調子が良いそう。それにつられて山岸とフアンマも得点力が増えて来た感じもする。
結果的に、村神の神セーブやDF陣が身体を張った守りによってクリーンシートで試合終了。
これで3連勝!かつ3試合無失点!
鹿島にもシーズンダブル達成!鹿島ファンには申し訳ないが完勝と言ってもよいくらい試合運びも良かった。
長谷部監督の試合後のコメント
前半の入りから自分たちらしい、鹿島に押されながらも自分たちが簡単に失点しないで耐えて、PKのチャンスで取れませんでしたが、そこで終わることなく、自分たちのアクセルを緩むことなく踏み続けて得点を取ることができました。また後半も前半のプレーだけで終わりではなく、さらに追加点を狙っていこうと送り出しましたけど、そのとおりPKを失敗した選手が追加点を取るという一番良い形で取ることができました。攻守にわたって切り替えのところも100%の力を出して、五分五分に持っていきながら点数を取って勝てたというのは非常に大きいです。
引用元:Jリーグ公式サイト 【公式】鹿島vs福岡の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2021年9月11日):Jリーグ.jp (jleague.jp)
--技術などでは鹿島が上回っていましたが、勝負のところでは今日は福岡が上回れたのでは?
言い方が失礼、もしくは間違っていなければ、自分たちがこれまでの鹿島のようなプレーをできたんじゃないか、そんな印象があります。私自身も鹿島が好きで目指しているというか、ある意味、試合巧者ですね、ゲーム運びもプレーも、選手たちの意識も、クラブもすごいビッグクラブだと思います。そういうところに自分たちもなっていければという意味では、似たようなプレー、似たようなゲームができたんじゃないかなと思います。
--このスタジアムで勝つことは初めてです。
今日はいろんな要素が重なって自分たちが勝つことができましたが、このスタジアムで勝つのはすごく難しいと思います。私もサッカーにずっと携わっていますが、どのチームもこのスタジアムで勝つのは難しいと思います。今日は偶然ですが、サポーターの方々、お客さんが入っていなかったので、そういう意味では私たちとしては助かったというか、助け舟だったというふうにも思っています。
続いてこの試合で2得点のフアンマのコメント
--今日の試合を左右する2得点を振り返ってください。
引用元:Jリーグ公式サイト 【公式】鹿島vs福岡の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2021年9月11日):Jリーグ.jp (jleague.jp)
まず1点目を振り返るとよく練習でやっている形がそのままできたと思います。サイドのキレイな崩しのところから山岸(祐也)を呼んだときに優しいパスをもらって、それを決められて良かったですし、チームとしてもああいう得点ができたことは非常に大きかったです。
2点目に関しては今週のトレーニングで、鹿島さんのサイドは1つ狙いどころのポイントとしてトレーニングしていました。サイド攻撃のところで練習どおりの形で得点を取れたこともチームとしても良かったです。自分自身もチームの勝利に貢献できたことはうれしかったです。2点リードのままハーフタイムに入って、後半になってペースを緩めることなく最後まで全員で戦えたことがこの勝利につながったと思います。
見ていて面白いなと思ったのが、無観客試合だからなのか、長谷部監督やベンチ、村上の声がよく聞こえる。指示がよく聞こえる。
あんなにいつも声出してるんだ。初耳(゚o゚;;
ちょっと面白い観点から。
前半のプレーエリアと得点期待グラフ。

こちらは後半。

これを見る限り、チャンスは圧倒的に鹿島のほうが多い。いかにアビスパが効率よく攻撃できたか、とも言える。
本来理想のアビスパの勝ち方だろう。それも鹿島相手だから尚更嬉しい。
これで残留がかなり近づいた。順位も1桁もあり得るかもしれない。
次の湘南戦もこの勢いのまま勝つぞー!!
ではまた!!

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