アビスパサポーターの皆さん、こんにちは。
歓喜と雄たけびに溢れた日曜の試合だったと存じます。
長い間勝てていなかったアビスパ福岡ですが、8試合ぶりに勝利を手に出来ました。
約3カ月弱の間リーグ戦で勝てていなかったものですから、それは嬉しいですよ。
前節の記事はこちら⇒ https://fab-blog.com/avi0809
そんなセレッソ大阪との一戦について書いていこうと思います。
目次
両チームのフォーメーション
スタメン及び交代はこの通り。

出場停止の志知に代わり湯澤、また久しぶりに田邉がスタメン復帰!しかもボランチではなく左SHでの起用。
セレッソ大阪は松田と藤田が前節からの変更(だったと思います。。。)
両チームの思惑
予想通りセレッソがボールを持つ時間が多い序盤。
セレッソは清武が流動的に動きスペースを作って、両サイドのいる丸橋と坂元や奥埜に展開する形。
前半は右の坂元へはあまり供給されず(後半は修正されて坂元や松田が攻撃参加する機会が増えていました)、右の丸橋への展開が主な攻めのように見えました。
アビスパはいつも通り442のゾーンディフェンス。
2トップは奪うと言うよりパスコースを切りつつプレス、セレッソのボランチが失って向きに受ける時にアビスパの2列目が猛プレスにいく、連動して2トップと周りの2列目の選手も動きだす。という形で守っていました。
サイドからのクロスに対しても奈良とグローリがしっかり跳ね返す。
クロスのクリアやGKからのロングフィードに対しての競り合いはアビスパが優勢でした。やはりフアンマと山岸がしっかり収められるのが大きい。
さらに前節から引き続き、前の相方を務めた新加入の中村ですが、2人のバランス感が良かったです。
ボール保持時は中村が後ろでバランスを取ることで、前が攻撃に参加できる。
中村自身も攻撃の意識もあり、ミドルシュートも狙っていました。
右サイドはいつも通り金森がハーフスペースで駆け引きをしつつ、サロモンソンが大外でクロスを入れ込む形です。
僕の勘違いかもしれませんが、前節から金森がサロモンソンを助ける偽走をあまりせず、ハーフスペースにいることが多いように感じました。
それが戦略なのか分かりませんが、それによってセレッソのDFラインを押し下げる要因になったのかもしれません。
一方左サイドでは、久しぶりの出場の田邊と湯澤が上手く連携できていました。そこに山岸も加わり何度かよい崩しもありました。
またクロスにも工夫が見られ、セレッソのCBは高さがあるので単純なクロスでは難しいのが分かっていたのか、グランダーやマイナスからの折り返しなど単調にならない攻撃が見れました。
得点シーン
先制は福岡!
フアンマがセンターライン付近でファウルを受けたのが始まり。
早いリスタートから金森→サロモンソンと渡り、サロモンソンのアーリークロスに山岸のボレーシュート!これはナイスゴラッソ♪
セレッソの最終ラインとボランチの間をサロモンソンが上手く狙ったクロス。
このコースだど相手DFは対応しづらいし、ボランチの追いつけない。
走り込んだ山岸も上手くワンバウンドしたボールに合わせました。
また前が走り込んでDFを一人引き連れたのも大きいです。

セレッソからすると、この場面サロモンソンに対応した清武の寄せが甘かったように見えます。
ある程度余裕があったのでサロモンソンも狙いやすかったのかもしれませんね。
実はこの形、何度か試合の序盤から狙っていたシーンがありました。
DFとMFの間が広いのでそこを狙う作戦だった?
失点シーンは、藤田のロングスローインをファンマがクリア、それを藤田が拾ってクロス。
タガートにヘディング決められた。タガートの反応が早かった。
ドラマは後半ATに待ってました。
キーパーのロングフィードのこぼれ球から輪湖のサイドチェンジでクルークスへ。
得意の形のカットインからのシュート?クロス?(後述、これはシュートと本人が言ってます)を放つジョンマリが必死に足を伸ばしますが触れず。しかしボールはそのままゴール右隅に決まった!!!!!
スーパーゴール!クルークスは持っている!
セレッソ大阪としては、クルークスの左足を警戒はしていたのでしょうが、サロモンソンが大外走っていた為、丸橋は寄せきれず、藤田も間に合わずケアが不十分でした。

また、クルークスのシュートに対してジョンマリが競り合いながら走り込むことでGKが前にでれませんでした。ジョンマリは触れられませんでしたが、結果的にGKを釘付けにできたので隠れアシストとも言えるかもしれませんね。
この激戦をモノにしたアビスパ福岡が8試合ぶりに勝利!
貴重な勝ち点3を積み上げることが出来ました。
決勝ゴール前には村上が接触して怪我?という場面もありましたが、無事でよかったです。
村上を始めDF陣もしっかり守ってくれた点も大きいですね、また左SHに入った田邉も杉本とはまた違った良さが見れて戦術オプションが増えた感じですね。
ボランチが前と中村コンビで固めるなら、右に金森とクルークス、左に杉本と田邉。という布陣でも良さそうです。
2トップは最近は山岸とフアンマが第1筆頭のようですね。
ブルーノメンデスは怪我?渡は?
ジョンマリはしばらくスーパーサブ的な起用が続くかもしれませんね。
試合後の長谷部監督のコメント
1点目は非常に良かったし、最後に勝つことができて良かったのですが、失点のところですね。あの時間帯とあの失点の仕方はもったいないなと思いますし、またそこを積み上げていかなくてはいけないなと思います。ただ全体を通しては勝ちましたし、内容も十分に自分たちの力を発揮したと思います。攻守にわたる切り替えも、球際もファイトしていたし、予測も含めてセカンドボールを拾ったり、拾われたりの五分五分、もしくは五分五分以上の戦いをできていたのではないかなと思います。
--前節の広島戦を土壇場で引き分けに持ち込んだ良い流れをこの試合につなげたいと話していました。
結果もそうですが、内容のところで自分たちのスタイルというか、やりたいこと、やらなければならないことを前面に押し出してやれたと思います。もちろんさっき言ったように、うまくいかない場面も、崩されたり簡単にボールを失ったりというところもありましたが、それも含めて自分たちの立ち位置というかやっていることなので、そこもまた少しずつ上げていければと思います。よくやってくれたと思っています。--劇的なゴール、勝点獲得が2試合続きました。今日は特に、前節と同じようにスタジアムの雰囲気が非常に盛り上がっていたと思います。
引用元:Jリーグ公式サイト 【公式】福岡vsC大阪の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2021年8月15日):Jリーグ.jp (jleague.jp)
それが2点目につながったと思いますし、スタメンではなくて途中から出てもあれだけのプレーができる。ほかの選手もそうですし、あの1本に全員がつながっているとも思いますし、チームで大事にしている一体感とかチームワークが乗り移った。スタンドを含めてクラブの1つ象徴である、昨年からこういう引き分け方、勝ち方がホームで多いのですが、それは必然かなとも思っています。
先制ゴールを決めた山岸選手のコメント
--素晴らしい先制点について。
引用元:Jリーグ公式サイト 【公式】福岡vsC大阪の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2021年8月15日):Jリーグ.jp (jleague.jp)
監督とスカウティングコーチからも、(相手の)ディフェンスラインが下がるのが早いから、そこにスペースが空くと言われていて、実際にあのときにぽっかりと空いてこないかなと思って入ったら、エミル(サロモンソン)から素晴らしいボールが来た。バウンドしていて合わせるのは難しかったのですが、うまくボレーをすることができて、キレイに決まって良かったかなと思います。
--得点以外の場面でもバイタルエリアにうまく入っていくシーンがありました。
それもスカウティングによるプレーでしたか?クロスの入り方はスカウティングでの情報を意識しましたが、前半に田邉(草民)選手に出した2本くらいのパスがあったのですが、それはSBがそこまで食いついてくるんだと試合中に自分で感じて、田邉選手にも伝えていた。「次はシュートを狙えるところまで行こう」という言葉も含めて、試合中にコミュニケーションは取りながらやっていた。それが良い形に出たというのもありますし、あれがゴールまでつなげられたら最高でしたね。今後につなげていきたいです。
なるほど、なるほど。スカウティングコーチナイス!
左サイドの田邉との連携は可能性を感じましたね、湯澤も加わり3人で崩せていたと思います。
決勝ゴールを決めたクルークス選手のコメント
--見事な勝ち越しゴールについて振り返ってください。
ベンチに座っているときから、もしピッチに立ったら自分が一番重要な選手にならなければならないというふうに思っていた。そこで結果を残すことができてうれしい。毎日同じようなコースからのシュート練習をしていたことが身になったということと、あとはジョン マリが自分のシュートに対してスライディングをしてボールに触ろうとしてくれたことで、相手GKも難しくなって取れなかったのかなと思います。--あのゴールはクロス、それともシュートだったのでしょうか?
引用元:Jリーグ公式サイト 【公式】福岡vsC大阪の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2021年8月15日):Jリーグ.jp (jleague.jp)
シュートです。逆サイドのゴールポストに向かってシュートを打つようにずっと言われていたので、今回それが決まって良かったです。
はい、あれはシュートです。本人が言っているんだからシュートです。
ナイシュー!!!!
この試合のハイライト
J1残留へ向け、ここで勝ち点3を得られたことは大きいです。
このあと、上位陣との連戦もあるので、厳しい戦いにはなりますがアビスパらしく全員で戦ってもらいたいですね。
ではまた!!


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