
2021.7.10(土)
明治安田生命 J1リーグ 横浜Fマリノス 対 アビスパ福岡
ここ最近、なかなか勝てていないアビスパ福岡。
リーグ戦3連敗、その後の天皇杯でもサガン鳥栖に破れ公式戦4連敗となっています。
苦しい中で、今節のアウェイでのマリノス戦。
非常に厳しい戦いが予想されますが、福岡らしさを見せつけることが出来るのか注目でしたが、結果は2-0で敗戦という形で終わってしまいました。
横浜Fマリノス VS アビスパ福岡
そんな中ですが、今節の振り返りをしていきたいと思います。
フォーメーション
今節のフォーメーションはこちら。

久しぶりにLSBに志知が復活!
出場停止明けの奈良もスタメン復帰。
右サイドハーフは金森です。恐らく前からプレスに行くという意思なのでしょう。
マリノスのスタメンはやっぱり豪華ですね。
五輪や怪我などでフルメンバーではないですが、福岡以外あまり知らない僕でも分かる人が何人もいます。層が厚い!
課題の試合の入り方は?
ここ数試合、というより今季の課題として試合の入りがよく言われています。
連敗中も試合開始早々の失点がやはり目立ちます。
試合開始からマリノスがボールを握る展開が多いです。
アビスパはブルーノ メンデスと山岸がマリノスCBにプレスを仕掛けていきます。
マリノスはGKも交えてプレスを剥がしながら、ボールを前進させてます。
マリノスの攻撃の主は右サイド。
エウベルと小池の連携、そこに天野も時折参加します。
エウベルが大外で幅を取り、中を小池が走る、そこにスルーパス。

このシーンが序盤から多かったように見えます。
福岡も志知と杉本が防ぎます。クロス入れられても純粋な高さ勝負でグローリと奈良が頑張ります。
問題は、アビスパが全然攻めに転じれないこと。
ボール奪っても前戦で収められず、ロングボール蹴っても繋がらず。
すぐにマリノスボールになって、自陣にいる時間が多いです。
それでも一応前半15分までは失点はしてません。試合の入り、と言う点ではまずまずだったと思います。直近数試合では良い方かと。
不運なオウンゴールを引きずるな
試合序盤はなんとか守っていたアビスパですが、不運な形で先制点を献上してしまいます。
ここでもやはり右サイド。
マリノスのスローインから、エウベル、小池、天野の三角形で優位性を作り、そこから天野のクロス。
これはキーパー村神が弾きますが、弾いたところに奈良が詰めていて、奈良に当たりゴールへ。
不運なオウンゴールで失点・・・・・・
我慢強く守ってたアビスパですが、オウンゴールに動揺したのか5分くらいで追加点を奪われます。
またしても右サイドからやられました。
右サイドでボールを持ったエウベルに志知が付いてましたが、エウベルの後ろを小池が走り込んできたので寄せれてなく、余裕をもってクロスを入れられました。
クロスに待っていたのはオナイウ。
マークに奈良が付いていたはずでしたが、うまくポジションをずらしてフリーでヘディングシュート。
さすがの村神も無理でした。
やはり、エウベルに時間を与えてしまった時点で勝負あった感がありますね。
早く1点入れて追い上げムードを創りたいアビスパ福岡ですが、前半終了間際に杉本、金森を中心にそれぞれよい攻めをみせてくれました。いやー、メンデス打てなかったか!?
意地を見せれるか
後半の頭から、重廣に代えてクルークスを投入したアビスパ福岡。

ボランチに杉本を、左サイドに金森がそれぞれ移動して配置。
50分には杉本の奪取から、山岸のシュート!
その直後にマリノスからも攻められますが、ここで村神でたぁ!
2点ビハインドで攻めるしかないアビスパ福岡は、
クルークスが右に入る事で、前半あまりなかったサロモンソンとの連携で右からチャンスを創っていきます。
55分には、クルークスから前に渡り、前のグラウンダークロスにメンデス!!!!
得点にはなりませんでしたが、惜しいシーンでした。
70分くらいから両チームとも中盤にスペースが生まれだし、オープンな展開に。
カウンターから、メンデスの持ち上がりにクルークスの折り返しに山岸がスルー。。。
後ろには相手選手・・・・・打ってよかったよーーー。
終了間際には、前のシュートが良いコースに飛びますが、惜しくもポストに弾かれます。
結局、無得点のまま試合終了。
ハイライトとコメント
この試合のハイライト
リンク元:Jリーグ公式
試合後の長谷部監督のコメント
立ち上がりこそ耐えしのいでいましたが、前半の半ばで2失点をしてしまって完全に横浜FMペースになってしまったと思います。後半に入って気持ちも新たによく戦ってくれましたが、敗戦した要因というところでいくと相手の方が1枚も2枚も上だったのかなと、いろいろな場面で感じる試合でした。
引用元:Jリーグ公式サイト
--今日の2失点をどう見ていますか?
(1失点目は)GKのパンチングはしっかりできている、CBもしっかり帰ることができている。そこはあったと思います。確かにアンラッキーだった部分もありますが、あのあと抜けていればどうなったのかを含めて、しっかりスカウティングできていたと思います。2失点目は相手のクロスの質、中でのヘディングのポジショニング、そこでやられてしまったというところなので、クロスからの失点は継続した課題ではありますが、高めていかなければいけないと思います。
--この試合の前に監督は「90分チャレンジし続けたい」と話していました。
自分たちのやりたいこと、やらなければならないことを選手は試合を通じてチャレンジし続けてくれたと思います。しかし、そのテンションが少し低かった、また質が低かったというところがあったので、そこを継続して修正、高めていかないと簡単には勝点は取れませんし、こういう相手に勝つのはなかなか難しい。そんなふうに感じました。
キャプテン前選手のコメント
横浜FM相手に先制点を許すと、やはりものすごく大事なものだったと思いますし、飲水タイム前とその後の2失点はその後のゲームの中でものすごく響くものになりました。また2失点する前の自分たちの試合の強度、インテンシティーというところと、相手ボールに対する質と強度、自分たちがボールを扱う質、取られたあとのトランジションというところは足りなかった試合だったと思います。
引用元:Jリーグ公式サイト
--2失点をどう整理していますか?
今日の守備で行くと、どこからプレスを掛けにいくのか、どういう強度で行くのか、どこを落としどころとして自分たちが狙ってボールを奪いにくのかが、決まる場面と決まらない場面がありました。そこがチグハグになったところが失点シーンにつながったという印象があります。
この敗戦でリーグ4連敗。
このままズルズルと負のスパイラルにハマる事だけは絶対に避けたい。
後半はマリノスがインテンシティを下げたのかもしれませんが、前半よりは得点に近づいていたと思います。クルークス、杉本あたりがポイントの様な気がします。
後半から杉本がボランチの位置でプレイしていましたが、僕は良かったと思います。
身長が高くないので競り合いには不利ですが、アグレッシブに奪取に行くところ、パスでも散らせるしドリブルでボールを前進できる点は良いと思います。隙あらばシュート狙いますしね。
また、北島選手も久しぶりにリーグ戦に出てました。
僕はあまり見たことなかったのですが、動きを見る限り杉本に近いような感じを受けました。
左サイドで違いを創れる選手と思います。今後に期待。
逆に後半途中から出た、ジョンマリは今日はあまり機能してなかったですね。
連携や守りの所がまだ難しいようです。
よくよく考えたら、リーグ2位のチームですからそう簡単にはいくはずもありません。チーム力も選手層も違います。
あくまで今季の目標はJ1残留。
現在11位。今がどん底と見てまた上昇できるよう願ってます。
まだまだ、厳しい試合が続きますが応援していきましょう!!
ではまた!

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